Mood in blue : " listen "

月が、五線譜にひっかかっている。



わたしは、電線でいっぱいになっている夜空の下を歩く。



わたしの歩調に合わせるようにして
思い出がひとつひとつ　指の間から落ちていって
夜の地面へ溶けていくような気がするので、
ふと歩くのをやめてしまおうかとも思うのだが、



夜とは思えないほどの暑さに、
クーラーが恋しくなっていたので、
そのまま歩いた。



家に着いたら、どうしよう。
また君の声を聴いてもいいのかな。

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※テキストはフィクションです。

 

気づくと、感覚のことを書いている風にまとまってきたので、
副題をつけました。
" listen "　以外に、　" touch " 、　" feelings " 、　 " vision "　をupしています。



あとは、嗅覚と味覚ね。
（第六感というものを最初から勘定に入れてるっていうのもアレですがｗ）
思いついたら書いていこうと思います。
こじつけない範囲で。
そんなつもりで。


これって、実験かもね。