写真で日々綴る、不連続な手紙
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都写美のカフェのクロックムッシュ。
ものすごく久しぶりに持ち出した、Genie3。
焦げ目とかが美味しそうに写るので、食べ物の写真撮るとき重宝してました。
Photo by Petit Joe
この写真は、ムスメが撮りました。
この日撮った写真でまともに写っていたのはこれだけでしたw
低い視線って新鮮!
・・・精進しますww
お母さん、××を描くから見ててね。
わー、ほんとだ、うまいうまい。
…って言いながら撮った写真だったんだけど、
今となってはこれが何だったのかを思い出せない。
その切なさといったら…!!!!
たしかにそのときは、××にそっくり!!って感心したんだが。
…うーん、キュウリの断面か????(笑)
雨粒なのか、はたまたキャンディなのか。
なんだか、水玉ってうれしくなる。
ああ、そうだ。くさまやよいさんも、好きです。
どうも、脱水機能の具合が悪い。
洗濯機の話だ。
あたしは貴重な午前の時間を、まだできない、まだできない、と、
洗濯機の前で無為に過ごす。
屋外に設置した洗濯機は、思いのほか寿命が早い。
あたしは、灰皿に煙草を摺りつけながら、
傷んだプラスチックに触れた。
1日も3日も、午前はこんな風に過ぎていった。
あたしの9月1日や9月3日って、こんなものなんだ。
あるいは、2008年9月自体がそんなものかもしれない。
もしかすると、35歳というものも、こんな感じなのかもしれない。
080901、080903、という風に記号化してみる。
あたしは、パソコンにいくつか保存してある文書のことを思い出した。
昔、大学の先生が日付で保存しておけ、と言っていたので、
いまだにその通りにやっている。
闇に光る画面に並んだ数字は、膨大な量になり、もはや意味をなさない。
数字を知っているならば、それを日付に還元することも可能だが、
羅列に疲れた視神経には、ただの画像情報にしか見えない。
それらは、数字というよりも、ただのアイコン。
あたしの毎日は、いつもこうしてアイコンに詰め込まれている。
2005とか、060723とか、991231とか、18とか、89というような。
殺風景な、数字だけの世界に圧縮される、あたしの生活。
反対に、その数字の書かれた扉を開けたならば、
あたしの9月が、滔々と溢れ出す。
※テキストはフィクションです。
ここは、とある会員制秘密クラブの中。
あたしは今時あまり流行らないような、真っ黒なサングラスをエントランスで受け取り、
同じサングラスをかけた人々の群れへと漕ぎ出した。
談笑する正装にサングラスという出達の男女。
視界にときどき紛れ込む、ギュウギュウに締め付ける、エナメルのコルセット。
ほんの小さな溝にもはまってしまいそうな、ピンヒール。
そんなものをサングラス越しに鑑賞しながら、歩いてきたギャルソンのトレーからシャンパンを抜き取る。
ヒールが毛足の長い絨毯にいちいち沈み込むので、
奥にある真っ赤なジャガード織りのソファに身体を沈めて、足を投げ出した。
すぐに、いかにもお金が余っていそうな、サングラスの大男が隣に座った。
男は、よく手入れされた口髭を生やし、身体にフィットした仕立てのいいスーツを着て、
これみよがしにピカピカの靴を履き、大きな石のついた指輪をいくつもしている。
その内の1つが、なにかの容器になっているようだった。
彼が、日焼けしながらも決して荒れることのない指先で指輪の蓋を開けると、
中には白っぽい、キラキラ光る粉が見えた。
それを、ギャルソンがテーブルに置いていった真四角の紙にサラサラと落とすと、
紙を片手で注意深く持ち上げて、粉がサラサラと移動していくのを見つめていた。
あるいは、それをあたしに誇示しているのかしら。
あたしは、ソファにゆったりと寄りかかったまま、しばらくそのきらめきを目で追った。
サングラスを通して見ると、それらはすべてグレーに濁ったが、
すべてがきらびやかで、楽しげだ。
ビルの脇に、あばらのような縞が切ってあるのを見たことがある。
ちょうど、こんな風にエクリュ色をした、新宿のビル。
夕方になって、そこがライトアップされると、
その凸凹がビル街の夕映えに浮かび上がって、
大きな動物の骨のようにも、あるいは宇宙船のようにも見える。
そこを、近くのビルの1階にあるカフェから眺めているのが好きだった。
といっても、そのカフェを見つけたのは、
そのビルを好きになってからずいぶんと時間が経ってからだったし、
そこへ行ったのは、それが最初で最後だった。
そのカフェで、誰かと一緒に炭酸水を飲みながら、
ビルの外壁が段々と鯨のあばらに暮れていくのを、見ていた。
あのカフェの、あの席。
お客は、わたしたち二人きりだった。
そんなことをふと思い出してしまった、新幹線の内装。
ただいま戻りました(^^)
新幹線の旅でした。
不在中、見に来てくださった方、どうもありがとう!
また更新していきますので、よろしくお願いいたします★
昨夜、新しいスライドショウ 『 Cloudy Spring 』を公開しました。
春の始まりに撮った写真で構成しています。
よかったら、見てね。
■ ダイレクトに再生 → :.:.:Cloudy Spring:.:.:.:
■ スライドショウ一覧ページはこちら → *
GenieⅢは、KenkoDSC517を買ってからも、いつもバッグに入っています。
小さいから、荷物が増えても入れっぱなしなんですね。
だから、ちょっと外出してカフェなり喫茶なりに入って、
何か撮ろう、と思うと、GenieⅢで撮ることが多いのです。
そんな写真がたまってきました。
もちろん、カフェ以外の写真もたまってきました。
スライドショウ3つ分くらい(!)たまっています。
いろいろと不便のあるカメラですが、やっぱり楽しいんですね。
写真、たっぷりあります。
まずは、ひとつめ。
初のGenieⅢによるスライドショウ、『 Genie Cafe 』を公開しました。
よかったら見てください。
■ スライドショウをダイレクトに再生 → *
■ スライドショウ一覧ページ → *
そろそろこの一覧ページも重たくなってきたかなあ…整理すべき?
これをDLするときのイライラ感って、通信環境にもよるんでしょうね。
個人的に楽しまれる以外に、お使いになりたいものがありましたら、contactなどから一言お願いいたします。