写真で日々綴る、不連続な手紙
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PENTAX K100D,SIGMA 17-70mm DC MACRO.
8月の中旬から終わりは雨が多かったので、
気づけば家で花火をやっていなかった。
7月に買って準備してあったにもかかわらず。
最近、大きな音に過敏なちびも、この日はご満悦。
夏の名残を、鈴虫のなく中で。
PENTAX K100D, SIGMA 100-300mm 1:4.5-6.7 DL
・・・まさか、こんなに近くで見られるとは思ってなくて、
大きな望遠レンズを持っていってしまった私。
そうですね、だいたい、花火の燃えカスがパラパラと落ちてくるくらいの位置。
服に黒い灰がたくさんくっつくくらいの位置です。
でも、そんな望遠レンズを通してみていると、
「花火」というより「炎の仕業(Fire work)」に見えてきて、
本当におもしろかった。
明日から、しばらく留守にします。
次回の更新 : 8月15日以降
※PCのない環境へ参りますので、コメントやメッセージへの返信も、15日以降になります。
それでは、皆様もよい夏休みを!!!
PENTAX K100D, SIGMA 17-70mm DC MACRO
君の、脂っけのない肌や髪に、腕を回した。
それが大抵屋外だったためか、君がどんな香水をつけているのか、
今まで何も感知することがなかった。
そういえば、君の部屋もあまり匂いのない部屋で、
強いて言えば、安いシャンプーを詰め替えたときの匂いが、
こざっぱりとした洗面所に漂っているだけだった。
僕は、もう一度君に腕を回した。
乾いた肌の匂いがした。
今、僕が香水売り場の前で昔の恋人を思い出すように、
君のことを、君のいない場所で思い出すことはできるだろうか。
それは、物理的には不可能に思える。
僕ができるのは、たくさんの言葉によるヒントを散りばめて、
せいぜい嗅覚をだますことだけだろう。
だから、できるだけたくさんのヒントを。
できるだけたくさんの証拠を集めさせて。
※テキストはフィクションです。
このほか、同じシリーズとして、
" appetizer "、 " listen " 、 " touch " 、 " feelings " 、 " vision " をupしています。
五感+1感覚(当初は第六感的な感覚といいたかったのですが、実際はそうでもなかった(笑))
のシリーズになっております。
よかったら、ご覧ください*
PENTAX K100D, SIGMA 17-70mm DC MACRO
夏至。
キャンドルライトが恋しくて、直前まで楽しみにしている割には、
毎年忘れているイベントだ。
今年は特に、大雨が降ったので夏だとか太陽だとか日照時間だとか、
そんなことは忘れてしまったのだ。
さらにその日、ちょっとした事件が起こった。
デパートの地下で、ちびがタイヤキを買ってもらった。
帰りの車で、紙袋から漂うあの独特の香り。
ちびは何度も、タイヤキ一個分の小さなレジ袋に顔を突っ込んで、
その匂いを満喫していた。
家に着いたとき、
玄関口で、傘を自分でたたんだことでひとしきり家族の賞賛を浴びて、
早くタイヤキを食べたいがために、ちびは手を洗いに洗面所へ直行した。
事件はそのあとすぐに起きた。
タイヤキが消えたのだ。
どこを探しても、誰にきいてもわからない。
家族が半笑いで、その日の夜まで捜索したが、タイヤキはみつからないまま。
その夜、私たち夫婦は大雨の中傘をさして、
足元をびしょびしょにしながら車の中、下、道路と、目を皿にしていた。
だが、その翌日。
母が冷蔵庫の肉・魚ケースを開けてみると、
あの、タイヤキ1個分の小さなレジ袋が・・・・
そして、中にはカチカチになったタイヤキが・・・・
誰かが本物の魚と間違えて入れたのかな?
5月、雨のあとに訪れた薔薇のお庭で、写真を撮らせていただきました。
雨のあとの薔薇は、満開のものは雨水の重みでぐったりと下がり、
端がちょっと褐色に変色してしまいます。
そんな傷ついたイメージが一層味わい深く、素敵に見えた午後でした。
その花々はとうに終わってしまったけれど、写真はこうして残っているし、
今、それらを真剣に吟味したりしているのって、なんだかいいな、と思うのです。
そんな風にして、薔薇の写真をスライドショウにまとめました。
よかったらご覧ください。
■スライドショウをダイレクトに再生 → Après La Pluie ( ...au jardin secret )
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PENTAX K100D, SIGMA 17-70mm DC MACRO
個人的に楽しまれる以外に、お使いになりたいものがありましたら、contactなどから一言お願いいたします。